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建通新聞社
2024/01/11

【大阪】豊中市 西谷住宅建替事業を東レ建設Gで 

 豊中市は、ビルド・トランスファー方式を採用する「豊中市営西谷住宅建替事業」の公募型プロポーザルを行い、東レ建設グループを優先交渉権者に決めた。事業者は総戸数150戸以上の住棟の設計・施工と入居者移転支援を担う。提案事業者は1者のみで、提案金額は52億3600万円だった。
 同グループは東レ建設が代表企業となり、日建ハウジングシステム、オーディーエー、西田電気、橋本建設、L.B.C総合事務所、パナソニックホームズが構成企業に入る。
 工事は2工区に分けて行う計画で、第1工区では、住棟5棟の居住者を仮移転させた後、居住者移転済みの同1〜4棟と同5棟を解体撤去し、跡地に56戸以上の新住棟を整備する。
 第2工区では、同6、7棟の仮移転を進めて解体撤去を行い、跡地に総戸数150戸以上となるよう残り戸数の新住棟を建設する。その後、仮移転中の同6、7棟の入居者と同8〜10棟の入居者に第2工区新住棟に移転してもらい、同8〜10棟を解体撤去して余剰地をつくる。余剰地には、共同住宅または一戸建て住宅を設ける。
 既存施設の規模は、1〜4棟がコンクリートブロック造2階建て延べ259平方b、5〜7棟が鉄筋コンクリート造4階建て延べ1329平方b、8、9棟が鉄筋コンクリート造5階建て延べ1582平方b、10棟が鉄筋コンクリート造5階建て延べ1729平方b。
 対象地は東豊中5ノ151ノ1、2(地番)の敷地面積約1万4500平方b。事業期間は2031年3月末まで。
 1963年に完成した西谷住宅は、豊中市営住宅長寿命化計画の期間中に耐用年限を迎える。エレベーター設置によるバリアフリー化や建物・設備面の老朽化に伴う更新が必要なことから建て替える。