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日刊建設タイムズ社
2024/01/10

【千葉】実施方針案を公表/DBで上烏田配水池等/かずさ水道

 かずさ水道広域連合企業団は9日、「上烏田浄水場配水池等整備DB事業」の実施方針案を公表し、意見募集を開始した。今後は、2月中旬に要求水準書案を公表し、意見募集を経て、3月下旬に公募型プロポーザルを公告。7月下旬にプレゼンテーション審査を行い、9月上旬に優先交渉事業者と基本協定を締結し、10月上旬には契約を結ぶ。2029年3月23日までに完成させ、同年4月に供用開始する。事業の実施にあたり、国の「生活基盤施設耐震化等交付金」を活用する。
 応募者は、単体または、2者もしくは3者で構成する共同企業体とし、土木一式工事と水道施設工事の入札参加資格を有していること。
 配水池工事を担う単独企業および代表企業は、水道施設工事と土木一式工事の許可を受けているとともに、入札参加資格者名簿に土木一式工事で登録され、最新の経営事項審査に基づく総合評定通知書の総合評定値が1000点以上であること。
 また、ISO9000シリーズ、ISO14001の認証を取得している必要がある。
 さらに、08年4月1日から23年3月31日までに完成した、1池当たりの有効容量3400m3以上の水道用配水池の施工実績を有すること。
 配管工事企業、土木工事企業、設計業務に対しても、必要な資格の保有などを求めている。
 君津地域水道事業統合広域化基本計画に基づく「上烏田、久保・北子安、上飯野配水区域の統廃合」のうち、上烏田浄水場の配水池について、更新により容量拡充、耐震化を図る。
 具体的には、PC造円筒型、φ23・1m、有効水深6m、有効容量7500m3(2500m3×3池)の既存配水池を、有効容量1万200m3(3400m3×3池)に拡充して更新する。
 新たな配水池のうち、新設3号配水池の上部には有効容量2000m3の第5接合井の機能を設け、PC造一部(内柱、天井)RC造円筒型、φ23・4m、杭基礎とする想定。有効水深は、上部5・2m、下部8・2mの計画。
 新設1号配水池および新設2号配水池は、PC造円筒型、φ23・1m、有効水深8・2m、杭基礎の想定。
 そのほか、場内配管φ200〜900oL約340mの整備、場内整備、緊急遮断設備・電線管路・第5接合井制御設備・電気計装設備の移設等の対応、樹木の撤去などが必要となる。
 配水池整備の基本設計は、22年度に日水コンが手掛けた。また、事業者選定アドバイザリーを同社に委託している。
 上烏田浄水場は、木更津市上烏田357―2ほかに所在。1970年度の給水開始。
 水源は、地下水および、第5接合井における水道用水供給事業からの受水。1日最大配水量(2022年度認可値)は1万8668m3。地下水の浄水方法は、除鉄・除マンガン。配水方式は自然流下およびポンプ加圧。送水方式は中台浄水場への自然流下で、1日最大送水量1万8000〜2万m3。k_times_comをフォローしましょう
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