日本工業経済新聞社(群馬)
2024/01/10
【群馬】黒石2号橋A2橋台工 1月中旬一般競争
県藤岡土木事務所は藤岡市下日野地内の県道上日野藤岡線黒石工区バイパス整備について、(仮称)黒石2号橋のA2橋台工事を近く条件付き一般競争入札で公告する方針を示した。工種は土木一式工事で、工事期間は8カ月を見込んでいる。A2橋台は直接基礎で整備する。現在、工事用進入路工を塚越土建(藤岡市)、黒石2号橋のA1橋台工については塚本建設(藤岡市)がそれぞれ担当して進めている。
黒石工区は沿線に地滑り指定された急崖斜面が連続しており、災害発生時に通行規制の恐れがあるため、現道の南側をショートカットする形でルートを新設する。全体の計画延長は624・2m、全幅7mの2車線道路で整備。バイパス区間東側に黒石2号橋、西側には(仮称)黒石1号橋を新設する。
黒石2号橋は橋長53m、幅員8・21mの単径間鋼単純合成細幅箱桁橋で整備。1本当たり52・8mの桁を2本、クレーン一括架設工法により設置する。鋼重は135・316t。床版は119・5立方mのコンクリートで打設する。防護柵は135・2m設置。照明灯は設置しない。
A1が藤岡市上日野側、A2は藤岡市内側に設置する。A1、A2ともに直接基礎の逆T式。A2は鉄筋8・588tと135・3立方mのコンクリートを使用して高さ7mで設置を行う。
詳細設計は中央コンサルタンツ(愛知県名古屋市)がまとめた。
黒石1号橋は橋長55m、幅員9・22mの単径間鋼単純箱桁橋となり、上部工は1本当たり54・8mの桁を1本、クレーンベントで設置する。鋼重は178・677t。床版は128立方mのコンクリートを使用して打設する。防護柵は140・7m整備する。照明灯は設置しない。
橋台2基は逆T式。上日野側に設ける高さ9・5mのA1は鉄筋11・839tとコンクリート92・2立方m、直接基礎で整備する。藤岡市内側に設置する高さ6・7mのA2は鉄筋8・667tとコンクリート85・9立方mで新設。基礎にφ1000o、長さ5・5mの場所打ち杭を6本打設する。鉄筋4・992tと25・8立方mのコンクリートで基礎を施工する。
詳細設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)が手掛けた。