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　富山県農林水産部は、長引野西部地区農地中間管理機構関連農地整備事業に総事業費１０億７０００万円を投じ、区画整理工などに取り組む。国に対し２０２４年度の新規採択を要望している。
　受益面積は魚津市長引野ほか地内の２５・３ヘクタールで、布施川と一般県道福平経田線に挟まれた農地が対象。事業内容は、区画整理（大区画化）２５・３ヘクタールなど。採択を受ければ２４年度に着手し、３０年度の完成を予定している。費用対便益比１・２４。
　同地区は１９６３年から６８年にかけて団体営ほ場整備事業により整備されたが、農地が１０アールと小区画で農道も狭く、用排水路の老朽化が進んでいる。標準１ヘクタールのほ場大区画化、農道や用排水施設、ＩＣＴ自動給水栓を整備し、担い手への農地集積率を１００％へ引き上げる。