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　県建設業協会（井木敏晴会長）の新年祝賀会が５日、鳥取市内のホテルで開かれ、井木会長は昨年の台風７号や能登半島地震を踏まえ「我々建設業の役割は大きくなっている。地域の守り手として使命感を持って臨んでいきたい」と誓った。
　祝賀会には平井伸治知事、赤沢亮正衆院議員、舞立昇治参院議員らを来賓に迎え50人が出席。井木会長は業況について、設計労務単価の上昇などで改善してきているとした一方、「担い手の不足は業種にかかわらない深刻な課題。魅力発信や建設ＤＸの推進などの地道な取り組みに成果を見たい」と述べた。
　また「辰年は活力ある旺盛な年。業界も元気な年にしていきたい」と鼓舞した。
　平井知事は台風７号災害の応急対応に謝辞を述べた上で、開通を控えた北条湯原道路など懸案のインフラ整備を挙げ「安心して住むことができる故郷づくりに取り組む」と強調。併せて、２０２４年問題についても「良い人材を（業界に）呼び込めるよう応援していく」と寄り添った。
　赤沢衆院議員は「国土強靱化５カ年加速化対策の次に向けて期待に沿えるよう汗をかく」、舞立参院議員は「ピーク時の公共投資額を取り戻せるよう全力を尽くす」と祝辞を贈った。

日刊建設工業新聞