東北地方整備局能代河川国道事務所は、三種町森岳東二ツ森のじゅんさいの館付近(国道7号)で森岳入口北交差点の改良、森岳地区ゆずりあい車線新設を行うため、基礎調査(交通量調査など)を進めている。測量も進める予定で、早ければ6年度に設計を委託する見通し。いずれの事業も交通安全対策の一環として整備するもので、昨年度に事業化した。
森岳入口北交差点は、北東に三種町の特産品であるじゅんさいや新鮮な野菜、山菜などを取り揃える直売所「じゅんさいの館」があり、そのほかは水田に囲まれた交差点。交差点から東へ向かう道路は、森岳温泉や森岳駅方面に繋がっている。
交差点の改良では、能代市から秋田市方面に向かう交差点北側に左折レーンがなく、左折車による車両の停滞が発生することからレーンを新設する。
ゆずりあい車線の新設では、北口交差点に繋がる延長1,000mに付加車線を設置。低速車両により発生する速度低下の軽減を図る。また、事故発生時には付加車線を車両の退避場所や事故車を避ける迂回路にすることで、通行障害を回避し交通事故の削減を目指す。
提供:秋田建設工業新聞社