馳浩知事は官公庁仕事始めの4日、幹部職員に向けて訓示し、元日の令和6年能登半島地震を受けて県民の生命確保に万全を期すよう求めた。
知事は職員とともに地震による死者に対して1分間の黙とうを捧げたあと、「我々は1年365日24時間、危機管理監だ。県民の命を守るために何ができるのかについて国、市町と情報を共有していく。皆さんも協力を願いたい」と訴えた。
引き続き開かれた第8回災害対策本部会議では、担当職員が被害状況を報告。土木部からは3日午前8時現在で、のと里山海道上棚矢駄〜穴水IC間など県管理道路42路線87カ所が通行止めであることや、25河川53カ所で護岸損壊などが、珠洲市、輪島市、金沢市で地すべりやがけ崩れが、金沢港、七尾港、輪島港、穴水港、飯田港、滝港、福浦港、小木港、宇出津港で陥没やひび割れが発生したことなどが説明された。
報告を受けた馳知事は職員に対して人命救助に全力を尽くすよう指示した。