JR福井駅西口の中央大通りと駅前電車通りに挟まれた三角地帯(福井市中央1丁目)で計画される、「福井駅前電車通り北地区B街区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事」の地鎮祭・起工式が27日、施工敷地内で執り行われた。
2025年11月の竣工を目指し、再開発組合の藤井裕理事長や工事関係者らが玉串を捧げ、安全を祈願した。
施設は商業施設、医療福祉施設(クリニック、通所リハビリテーション)、分譲住宅(62戸)で構成され、建設規模はRC造地下1階地上10階建て延べ6722・61平方メートル。千寿会医療福祉グループが参加組合員で、住宅保留床はタカラレーベンが取得する。設計はユーデーコンサルタンツ(大阪市中央区)、施工は技建工業が担当。
神事では、地鎮之儀として藤井理事長が斎鎌、ユーデーコンサルタンツの竹内拓也執行役員設計部部長が斎鍬、技建工業の上田祐広代表取締役社長が斎鋤を行ったあと、関係者が順次玉串を奉奠した。
続く起工式では、まず藤井理事長が07年からの歩みを振り返ったうえで、「子どもから高齢者まで多様な世代に対応し、安心して暮らせるまちづくりをコンセプトに進めてきたプロジェクト。関係者の皆様に心から感謝している。今後ともご支援、ご協力を」と挨拶。
鷲頭美央副知事、西行茂市長、西本正俊県議会議長、八田一以市議会議長の祝辞に続いては、施工者を代表して上田社長が登壇。「福井市の中心市街地のランドマークとなるような建物に携わることができ、非常に光栄。打ち合わせを密に、周囲にも十分に配慮しながら、お集まりの皆様のご指導をいただき、一丸となって工事を進めていく」と述べ、工事期間中の無事故・無災害を誓った。