国土交通省岐阜国道事務所は、災害時における緊急輸送道路の確保や安全で快適な歩行空間の確保、良好な都市景観の形成に向けたまちづくり支援を目的に、大垣市内をはじめとする国道258号と国道21号の複数箇所で電線共同溝事業を推進する。
国道258号大垣電線共同溝の事業延長は約14`で全体事業費58億円、国道258号大垣横曽根電線共同溝は約2`で全体事業費15億円を想定。また、国道21号穂積電線共同溝の事業延長は約1・6`で全体事業費12億円、国道21号大垣楽田電線共同溝は約1`、全体事業費8億円、国道21号大垣中川電線共同溝は約2・7`、全体事業費19億円を想定している。
現在、国道258号大垣横曽根電線共同溝では、大垣市浅草〜大垣市横曽根(浅草4交差点〜横曽根3交差点)でフジヤマ(静岡県浜松市)が詳細設計を実施。国道258号大垣中川電線共同溝では、大垣市林町〜大垣市中野町(楽田町交差点〜河間交差点)で綜合技術コンサルタント中部支店(名古屋市中区)が詳細設計を実施している。
また、国道21号穂積電線共同溝は瑞穂市穂積(穂積大橋西側〜穂積中原交差点)で協和設計名古屋支店(名古屋市中区)が予備設計に着手している。設計の履行期間はいずれも2月29日まで。
工事の発注時期は未定。いずれの箇所も原則として歩道部下への埋設を予定しており、管路埋設方法については、現在行っている設計の中で決定する。
また、電線共同溝内への電線類(電力線、通信線)の入線ついては、参画事業者に入線の有無を確認してから決めるとしている。
提供:建通新聞社