県教育庁総務課施設整備室は、大曲高等学校の建て替えで当初、一括で公告する予定だった校舎の解体工事を、A・B・C工区の3件に分割。1月中旬に公告する。普通教室棟、管理・特別教室棟、普通・特別教室棟、図書・視聴覚室棟、音楽室棟の計5棟の解体を進める。概算工事費はA工区が約2億4,900万円、B工区が2億200万円、C工区が2億2,000万円で工期はいずれも約17カ月。各工区で解体する施設の割り振りは検討中。
事業は、老朽化した大曲高等学校の施設を現在地(大仙市大曲栄町)で校舎や第一体育館、テニスコートなどの新築、第二体育館の改修などを行うもの。事業期間は8年12月で、総事業費は約72億円。3年にはセミナーハウスの解体を実施、今年10月には新校舎の供用を開始している。
今回、解体する施設は、◇普通教室棟(RC3F1,834u)◇管理・特別教室棟(RC4F3,199u)◇普通・特別教室棟(RC3F2,221u)◇図書・視聴覚室棟(RC2F588u)◇音楽室棟(S2F399u)―。当初は一括で予定していた5棟の解体工事を分割することで、受注機会を拡大する。また、工期も働き方改革に対応した工期設定として当初予定から3カ月延ばし、約17カ月を予定している。
6年度は、第一体育館・武道場棟(RC2F2,787u)と渡り廊下1(S1F72u)の新築工事を発注予定で、同校敷地の北東側(大曲消防署の向かい側)に建設する。7年度以降は第一体育館と駐輪場の解体、第二体育館の改修、セミナーハウスや渡り廊下2・3などの新築を進める方針。
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秋田建設工業新聞社