県鳥取港湾事務所は、鳥取港第2防波堤の延伸に伴う最初のケーソン製作やマウンドの整備工事を今年度後半に発注する。ケーソンについては国から予算の追加配分が予定されており、2億5000万円程度の規模を想定している。
鳥取港の東側にある第2防波堤は現在470bの施設が設置されている。しかし、新たな航路(西浜)の整備に伴い港内の静穏対策や土砂の流入を防ぐ対策が必要。このため、北側に200bを延伸して機能を高める。当面は90b間の新設に重点を置くことにしており、同港の西側にある第5防波堤(鳥が島沖)110bの撤去や第2防波に接続する第5防波堤の撤去などとともに整備を進める。
延伸工事の最初に発注するケーソンの工事は長さ15・9b、高さ7・5bの規模で、フローティングドッグで2函を仮置きする。また、製作したケーソンを置くマウンドの整備工事は、グラブ浚渫49立方b、ガット土取工5754立方b、捨石投入4426立方bなどで、工事費は約9000万円を見込んでおり、早ければ年明けにも2件の港湾工事を発注する見通し。
日刊建設工業新聞