高知県は、高知龍馬空港施設の基本・実施設計を行う事業者を公募型プロポーザルで選定する。参加申込書の提出を12月25日まで受け付ける。履行期限は2024年8月31日。見積もり限度額は1億3818万円(税込み)となっている。
資格要件は、高知県内に本社、本店を置く単独または共同企業体で、日本国内で03年以降に完成した延べ床面積2000平方b以上の空港旅客ターミナルビルを設計した実績(新築・増築・改築は問わない)や、県の建築関係建設コンサルタント業務「建築一般」の参加資格があることなどを求める。
今後の日程は12月27日に参加資格確認結果などを通知した後、24年1月9日まで企画提案書の提出を受け付ける。1月中旬の審査委員会・結果通知を目指す。
高知龍馬空港で新たなターミナルビル施設を建設することで訪日旅客のスムーズな出入国とCIQ(税関・出入国管理・検疫)などの受け入れ体制を確立し、国際線の受け入れ拡大とインバウンド観光推進を目指す。
10月に実施した新施設の検討会議では、既存ビル東側を活用する方針を固めた。整備の想定規模は延べ3376平方bで、新棟部分が2611平方b、既存改修部分が765平方b。この他、井戸・ポンプ室など既存施設の移転なども設計に反映する。早ければ24年9月に着工する。整備費用は19億4800万円を見込む。
参加申込書の提出先は県中山間振興・交通部交通運輸政策課 電話088(823)9734。持参または郵送、ファクス、電子メールで受け付ける。
提供:建通新聞社