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　香川県は、道路改築や改良、メンテナンスなど道路関係に56億４５４０万円、河川砂防関係に46億８１７０万円を計上する11月補正予算案の追加分を県議会に上程し可決された。
　道路関係では、高松坂出線や円座香南線などの道路改良を進める他、国道４３８号、国道３１８号他35カ所の道路改良、丸亀詫間豊浜線、津田川島線他71カ所での道路施設老朽化対策を行う。観音寺善通寺線、中徳三谷高松線他26カ所での交通安全施設や電線共同溝整備、高松王越坂出線や土庄福田線他３カ所の道路上の土砂災害防止対策をする。
　河川砂防関係では、春日川他８河川の護岸工事など広域河川改修、相引川と片城川の地震・津波対策に伴う護岸工事、一の谷川の河川拡幅に伴う護岸工事、鴨部川他８河川の河道掘削、綾川他７カ所の河川管理施設の老朽化対策を行う。加えて、長柄ダムや五名ダムの整備、粟井ダム他５ダムの管理施設の老朽化対策、高尻川他22カ所での砂防事業、地すべり対策、急傾斜地崩壊対策、海岸メンテナンスなどを含む。
　港湾関係には14億６０７０万円を計上。高松港海岸他11港海岸での地震・津波対策に伴う護岸工事や大部港での港湾施設の老朽化対策、高松港海岸と津田港海岸の海岸保全施設の老朽化対策、玉藻公園北側（キャッスルプロムナード）の緑地整備を行う。
　都市計画関係には２億２０００万円を計上。栄町七間橋線他２カ所での街路整備や、中新町詰田川線での街路無電柱化などに投じる。
　土地改良関係には17億７９９５万円を計上。藤九郎池他の老朽ため池の堤防決壊、災害発生防止や、丸亀市南部地区など地域の複数のため池の一体的な整備、老朽化した農業用用排水施設の保全対策などを実施する。
　造林・治山関係には６２００万円を追加し、三豊市詫間町大浜の荒廃渓流の浸食や崩壊を防ぐための治山ダムを整備する。
　その他、物品関係で、県立高校ＤＸ加速化推進事業に１億円を計上。県立高校でのデジタル技術を活用した教育を充実させるために、３Ｄスキャナーや動画・画像生成ソフトといった必要なＩＣＴ機器を整備する。１校当たりの上限は１０００万円。

提供：建通新聞社