横芝光町は20日、「屋形海岸活用高度化プロジェクト」による横芝海のこどもの国跡地3万6673・29uを中心とした屋形地区沿岸部の活用検討パートナーを選定するための公募型プロポーザルを公告した。2024年3月上旬に優先交渉権者を決定し、ヒアリングを経て、同月下旬に覚書を締結する。検討パートナーは、横芝海のこどもの国跡地を含めた公有地および周辺の活用、公有地周辺施設との連携、事業スケジュールの立案、土地所有者・施設管理者との合意形成などに関する支援を行う。検討期間は、役割完了日または別途協議により合意した日まで。
横芝海のこどもの国は、03年8月に閉園。跡地は、屋形字東雲5343―15ほかの3万2358・29uを県、屋形字東雲5339―15ほかの4315uを町が所有。県有地は、千葉県福祉ふれあい財団から財産移行したもので、プール施設などの解体撤去を経て、駐車場の舗装などが残っている。
地目は雑種地。非線引き都市計画区域内、第二種住居地域、県立九十九里自然公園普通区域、町防災マップ津波浸水予測図の浸水想定高2m以上の区域に位置。北側に町道U―30号線が接している。
プロポーザルの参加資格は、 区域面積5ha以上の観光集客施設と区域面積1ha以上の海辺のリゾート施設を開発または取得した実績を有する、単体企業または複数の企業で構成するグループ。
今後は、質問書の提出を24年1月15日まで受け付け、19日に回答。参加意向表明書などの提出を25〜31日に求め、参加資格の確認結果を2月7日に通知。14〜20日に企画提案書の提出を受け付け、26日にプレゼンテーション審査を行う。
40年までを期間とする「土地利用ビジョン」では、横芝海のこどもの国跡地の活用を重点戦略として位置付け、観光振興・雇用促進・経済発展に寄与する土地利用を検討。二級河川栗山川、栗山川漁港、屋形海水浴場、マリンピアくりやまがわ、県立蓮沼海浜公園など周辺施設との機能連携を強化し、地域全体での集客・活性化を目指すとした。