習志野市企業局は、老朽化と狭あい化が進む企業局庁舎3棟と企業局研修センターの統合による建て替えを計画している。デザインビルド(DB)方式の採用を視野に、2024年度、基本構想・基本計画の策定作業に着手。26年度から27年度にかけて設計をまとめ、28年度と29年度に建設工事を実施する予定。ガス事業、水道事業、下水道事業を合わせた建設投資額は約16億8000万円の見込み。
建設地は、研修センター跡地を想定。新庁舎の規模は、庁舎3棟と研修センターを合わせた延べ床面積3260uよりも大きくなる見込み。
庁舎は藤崎1―1―13にある。研修センターは、水道第2給水場管理棟南東側の鷺沼台1―10―16に所在している。敷地面積は合計約8000u。
庁舎は本館、新館、別館で構成されている。規模などは▽本館=RC造3階建て、延べ床面積988u、1974年完成▽新館=RC造3階建て、延べ床面積1161u、83年完成▽別館=RC造地下1階地上2階建て、延べ床面積687u、70年完成。研修センターは、S造2階建て、延べ床面積424u、2001年完成。
20〜29年度を期間とするガス事業・水道事業・下水道事業の経営戦略では、災害対応の拠点となる庁舎の老朽化と狭あい化の進行、バリアフリー非対応、応援事業者の受け入れスペースの未設置などの課題に対応するため、新庁舎建設について検討するとしている。