神奈川県県土整備局は、県道42号(藤沢座間厚木)整備事業のU期区間について、現時点で用地取得率が9割を超えたことを建設・企業常任委員会に報告した。高架区間では用地取得が完了し、平面区間では残る地権者と交渉を続けている。今後はゼロ県債を活用して橋台1基と橋脚1基の工事を発注。高架橋を建設するとともに、平面区間の整備を進め、2026年度の開通を目指すとしている。
県道42号(藤沢座間厚木)は、藤沢市葛原の県道22号(横浜伊勢原)の新東山田交差点から、綾瀬市、海老名市、座間市を経由し、厚木市下荻野の県道63号(相模原大磯)の三田小入口交差点に至る幹線道路。厚木市三田の厚木バイパスから厚木市下荻野の県道63号(相模原大磯)までの延長約1・2`で、新たな4車線道路の整備を進めている。事業区間は高架部約0・4`、平面部約0・8`。10年から事業に着手している。
上部工では約半分に当たる延長約210bの区間の工事がおおむね完了。平面区間では、埋蔵物調査が終了したところから工事を順次行っており、約3割に当たる延長約230bの工事が完了している。
高架区間の下部工全体では、11基ある橋台・橋脚のうち既に9基が完成している。ゼロ県債で残りの橋台・橋脚1基ずつを整備することで、全ての橋台・橋脚が完成。高架橋の工事に移るとしている。
提供:建通新聞社