美作市は、建設が進む新庁舎をはじめ文化施設などを含めた「総合防災施設」の建設を計画しており、その一環として整備する防災公園(第T期事業)内の河川改修や駐車場の造成工事を2024年1月中にも指名競争入札でそれぞれ発注する。
新庁舎の周辺エリア5・9fを「庁舎ゾーン」、その南東側の5〜10fを「丘陵地ゾーン(候補地)」と位置付け、防災公園を順次整備する。第T期事業では庁舎ゾーンを対象として、多目的広場、緑の広場、防災資機材庫、駐車場などを設置する。
1月中にも発注する工事では、公園内を流れる桜川(仮称)の現在の幅1・5bを、上部は幅10bに下部は幅3bに拡幅する他、階段を設置し河川まで下りられるようにする。敷地内の河川延長は約400b。工期は約8カ月間。また、農地を駐車場にするための造成は、敷地面積が1万平方bで、約300台の駐車規模となる見通し。工期は約9カ月間。24年10月ごろに舗装工事を発注し完成させる。実施設計は大成コンサルタント(美作市)などが担当した。
この他、防災資機材庫の建設に伴う実施設計を24年1月に、建築工事を秋にも発注する。鉄骨造平屋300平方b程度の規模で、大型車両の車庫としても利用する。工期は5〜6カ月間。
防災公園の整備は、災害時に自衛隊などの支援があった際に受け入れられるように広い敷地を確保することが目的。庁舎ゾーンについて、敷地面積は新庁舎を含めて7・2fで、事業費は15億円(庁舎建設費は除く)。場所は北山と豊国原地内。庁舎ゾーン内の中央園路より北側部分の整備を24年度中に完成させたい考え。
「
提供:建通新聞社」