羽咋市は、分譲宅地と商業地で構成される「千里浜ヒルズ」(千里浜町)の開発事業に伴う造成工事について、来年1月下旬をめどに制限付き一般競争入札の公告を行うなどして順次発注していく方針だ。
計画では、既に販売している第1期分譲地(24区画)の南側用地に開発する第2期分譲地(28区画)と、米ホテル大手マリオット・インターナショナル系のホテル進出予定地約4400平方メートルを一体的に造成する。分譲地の区画面積は201〜234平方メートル。調整池を兼ねた公園や区画道路なども整備する。今後、開発行為や農地転用の許可申請の手続きが終わり次第、工事を発注する。設計などは日本海コンサルタントが担当。
工事は盛土や排水構造物、照明設備、道路舗装(以上、一般競争入札)、調整池、排水設備(以上、指名競争入札)の6件の発注が計画されている。市は当初予算に用地取得や確定測量などを含めた関連事業費3億7739万円を盛り込んでいる。分譲地の販売は来春ごろの1次募集を予定する。
ホテル開発に関しては、積水ハウスの子会社「合同会社ニューツーリズム・トリップベース3号」(東京都新宿区)が担い、2025年内の開業を見込んでいる。
千里浜ヒルズでは、今年10月に都市計画道路宇賀線の一部区間175メートルが完成した。