JR米子駅南北自由通路事業に関連し、米子市が再整備する駅北広場について、概算工事費8億7000万円を見込んでいることを明らかにした。タクシーロータリー、バスターミナル整備で、2024年3月ごろの着工を目指す。
実施設計がまとまったことを受け、18日の市議会都市経済委員会で示した。
計画によると、タクシーロータリー側を先行させて24年度中の完成を目指し、バスターミナル側は25年度以降の施工を予定。
タクシーロータリー側は、県から管理移管を受けた「だんだん広場」などを除く敷地を対象に、駅舎側の歩道を1bから3bに拡幅するほか、歩車道の段差を解消。エレベーターの地上階出口を、ロータリー側から駅舎側側に変更して貫通式(ウオークスルー式)に変更し、駅前交差点出入口では横断歩道を新設する。
バスターミナル側は、バス停で歩道を張り出すテラス式に変更。降車場の新設、中央部にある待合所を線路側に移設し、バス乗り場全体が見渡せるようにするという。
概算工事費はタクシーロータリー側は4億7000万円、バスターミナル側を4億円と試算。ともにシェルターの設置費を含む。
日刊建設工業新聞