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　三重県は、２０２４年度から建設キャリアアップシステム（ＣＣＵＳ）活用モデル工事の対象工事を追加する。また、工事成績の加点要素としてＣＣＵＳを評価するため、詳細を公表した。新たに“舗装Ａランク対象工事”を追加し、工事成績には「登録事業者率90％以上」「登録技能者率80％」の両方をクリアすると創意工夫で１点を加点すると決めた。
　現在の活用モデル工事は、各地域建設事務所や下水道事務所、営繕課が指定する土木Ａ・Ｂランク対象工事、建築Ａ・Ｂランク対象工事、受注者が希望した場合を対象にしている。
　21年度から土木Ａランク対象工事を皮切りに、段階的にモデル工事を拡大しながら、元請け事業者のＣＣＵＳ登録を促進してきた。第３次三重県建設産業活性化プラン（計画期間〜23年度）の取り組み「労働環境の改善取り組み」でＣＣＵＳの活用促進を盛り込んでおり、次期プランでも同様に進めていくことが見込まれている。
　今回、拡充するための一環として、新たに工事成績への加点を導入する。登録事業者率と登録技能者率は、元請け事業者と下請け事業者を含めての評価となる。24年４月以降に公告する案件から適用する。

提供：建通新聞社