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　川崎市は、長沢浄水場排水処理施設改良工事の総合評価一般競争入札をＷＴＯ対象で公告した。設計と施工、処理施設の運転維持管理を一括してＤＢＯ方式で発注する。予定価格は１８６億６０９０万円。入札参加申込書と参加資格確認申請書類を２０２４年１月11日、提案書類を２月９日まで受け付ける。２月15日と16日に技術対話を行い、２月26日に入札書と対話の内容を踏まえて改善した提案書類を提出する。４月11日に開札、22日に落札者を決定。契約期間は49年３月31日まで。
　入札参加者は長沢浄水場の一次濃縮槽と排水処理棟の耐震補強や更新にかかる設計や工事、運転維持管理を担う企業でグループを結成する。
　施工者は「機械（水処理施設）「電気（その他電気設備」「建築（一般建築）」「水道施設（浄水施設）」の４業種の企業で構成。各業種の代表企業は経審点が１２００点以上であることを求める。代表以外の企業は、「機械」「電気」「建築」が１０００点以上、「水道施設」は９００点以上とする。基本契約を締結後、ＪＶを結成する。
　設計を担当する企業は有資格者名簿で「建築設計」「設備設計」「建設コンサルタント」のうち担当する種目、運転維持管理業務を行う企業は「施設維持」に登録があることを条件とする。
　この他、工事、運転維持管理ＪＶの代表者と設計者（機械設計のみ）には処理能力が１万立方�b／日以上の浄水場にある加圧脱水機設備を含む排水処理施設などで同種の業務を行った実績があることを求める。
　一次濃縮槽は土木構造物、ポンプ室の劣化補修や耐震補強を行い、工事期間中にかき寄せ機や可働トラフなどの設備を更新する。排水処理棟は既存施設を稼働しながら建て替え、脱水機設備４台、電気設備、監視制御設備などを更新する。事前調査と設計、工事期間は24〜31年度まで。
　長沢浄水場の所在地は多摩区三田５ノ１ノ１。

提供：建通新聞社