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建通新聞社(神奈川)
2023/11/16

【神奈川】横浜市 上永谷駅改修で基本計画 

 横浜市交通局は、市営地下鉄ブルーライン「上永谷駅」の改修に向けた基本計画策定業務をJR東日本コンサルタンツ(東京都品川区)に委託した。履行期限は2024年9月20日。老朽化したホーム屋根を架け替える他、空調や電気といった設備、職員用の居室の内装を改修する。24〜25年度に基本・実施設計、25年度末〜27年度に工事を行う計画だ。
 上永谷駅は地上駅で、規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ5224平方b。ホームの延長は約120bで、島式の2面4線。
 ホームの鉄板屋根が老朽化により腐食し雨漏りが発生しているため、全面的に架け替える。現在は屋根がないホーム東側にも、屋根を架設できるか構造検討を行う。
 設備は、給排水給湯や空調、電気、防災、昇降機など全面的に改修する。また、利用者用トイレを更新する他、2階コンコース階や1階のバックヤードにある職員用の仮眠室や浴室も配置替えして改修し、女性職員用の施設も設ける。ホームに向かうエスカレーターを新設できるかも検討する。
 駅の改修に合わせて、耐震補強も行う予定だ。対象は駅を含む延長175b区間の高架橋の柱44本で、▽鋼板巻き立て▽リブバー▽1面補強―のいずれかの工法で施工する。
 建築工事と一括して発注するかは現段階では未定。
 耐震設計は18年度に復建調査設計横浜事務所(横浜市中区)が実施した。
 電気室の受変電設備の更新工事も計画しており、建築工事に合わせて行う見通しだ。
 所在地は港南区丸山台1ノ1ノ1。

提供:建通新聞社