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　高知県は、２０２４年度当初予算の見積もり概要をまとめた。一般会計の総額には23年度当初予算比０・２％減の４７７６億０３００万円を見込む。このうち、南海トラフ地震対策関連予算は２５４億７８００万円だった。部局別で見ると土木部は２・６％減の６７２億４４００万円、林業振興・環境部は11・４％増の１４２億３５００万円、農業振興部は８・５％増の１１８億６７００万円などを要求した。
　その他の増減では、警察本部が宿毛、室戸の警察署移転に関わる債務負担行為設定などで33・２％増の67億８１００万円、文化生活スポーツ部が県立大学の施設改修や県民文化ホールの改修などで10・７％増の１５４億８７００万円、産業振興推進部が産業振興計画のハード事業補助などで17・１％増の20億２５００万円。健康政策部は東部地域多機能支援施設の整備などがある一方、部の予算は28・８％減の３６２億４８００万円だった。
　県は今後、24年１月上旬の財政課長内示、中旬の総務部長内示を経て、下旬に知事査定を行い、２月中旬に当初予算案を発表する。
　
提供：建通新聞社