八峰町企画財政課は18日、定住促進住宅(集合住宅1棟10戸)の建設事業にPFI的手法を取り入れ、実施要領と要求水準書を公表した。事業者はプロポーザルで選定、企画提案書を2月9日まで受け付ける。建設地は峰浜庁舎跡地の1,900uで、事業者は設計・施工のほか、建物を30年間所有して維持管理を行う。同町入札参加資格者名簿への登録が参加資格となるが、同町に本社または支店があれば審査で20点が配点される。
事業は、平成18年に火災で焼失した峰浜庁舎の跡地(峰浜水沢字三ツ森カッチキ台17−2)に集合住宅1棟10戸を整備するもの。民間事業者との連携により町内の居住環境を整え、若者・子育て世帯の定住や、町外からの居住者の誘導を促進する。
建設地の峰浜庁舎跡地は、峰浜地区住宅地の中心部に隣接していることから、周辺環境や自治会活動に配慮した整備計画を求める。敷地内にある公用車の車庫は、そのまま活用する方針。
建物の規模は軽量鉄骨造2階建てで、1LDK(40u以上)と2LDK(55u以上)合わせて10戸を整備する。建築棟数は1棟としているが、提案に基づき協議のうえ決定する。各世帯2台分の駐車場を設ける。
審査の評価は合計200点満点で、提案書、業務実績・体制、業務工程、プレゼンテーションの4項目に分け配点する。このうち提案書の項目では、事業内容を踏まえた魅力ある提案であること、建設後の維持管理費縮減や経年劣化の低減に関する工夫などを求めている。
参加申込書の受付は年明け1月5日から同月22日まで。企画提案書は2月9日の午後1時まで受け付ける。プレゼンテーションおよび審査は2月中旬の予定で、同月下旬には選定結果を通知する。
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秋田建設工業新聞社