北海道建設新聞社
2023/12/18
【北海道】千歳市などが半導体関連産業進出見据え物件情報提供で連携へ
千歳市、千歳商工会議所、千歳不動産業組合、千歳・恵庭賃貸管理協会は、ラピダス(本社・東京)や半導体関連産業の進出を見据え、市内賃貸物件などの供給体制強化に向けた協定を結ぶ。住居やオフィスの情報提供で連携。19日に市役所で締結式を開く。
ラピダスは千歳美々ワールドで次世代半導体生産工場を新築中。2025年の試作ライン稼働、27年の量産開始を目指している。同社社員だけでなく、半導体関連企業の進出で住宅需要が増加するとみられる。
市は定住や住環境の安定供給に向け、管理物件などの情報を共有するためのプロジェクトチーム発足を千歳不動産業組合と千歳・恵庭賃貸管理協会に打診。これに千歳商工会議所が加わり、居住支援千歳プロジェクトチームを立ち上げた。
協定締結で、ラピダスや進出企業が希望する従業員の賃貸住宅、オフィスの情報を市が一元的に取りまとめて提供。千歳不動産業組合、千歳・恵庭賃貸管理協会の各加盟業者が持つ物件情報が対象となる。それ以外の要望は商工会議所を介して対応する方針だ。