小松市は、同市八幡地内にある「認定こども園だいいち」の移転改築を計画しており、12月補正予算案に用地取得に関する費用として1億3720万円を盛り込んだ。今年度内にも用地購入を行い、2024年度に設計プロポーザルを実施する方針だ。
移転場所は若杉町地内で現在、数個所を候補としている。既存施設の規模はS造平屋建て965平方メートルで、敷地面積は4070平方メートル。新園舎の建設規模については、子育て支援や幼児教育に資する部屋の確保を計画しているため、従来より広くしたい意向だ。移転先の敷地面積は6000平方メートル程度を確保する予定。25年度の着工、26年度中の開園を目指す。
同こども園については、これまでに空調設備やトイレの改修、各種修繕工事を行い、機能向上を図ってきたが、築後50年が経過し、老朽化が進んでいる。さらに子育て支援などのスペースがないことから、一時預かりや休日保育など多様化するニーズに対応できる施設への改善が必要となっている。
このため、市は同こども園を移転改築し、園児や保護者、地域住民らにとって安全・安心で良好な保育・教育環境を整えることにした。