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　香川県議会11月定例会で答弁に立った池田豊人知事は、県道太田上町志度線バイパスの西側への延伸に関して「現在未着手の国道32号から国道１９３号までの区間については六条工区に引き続き整備を進めることにしており、来年度から地元の説明や測量などに着手したい」と説明した。同路線は都市計画道路成合六条線として都市計画決定を受けて整備を進めており、このうち六条工区は用地取得がおおむね完了。現在古川周辺の道路改良工事を行っている。本年度末時点の事業進捗は事業費ベースで約81％を見込むという。
　松本公継議員の代表質問に答えたもの。松本議員は今後の幹線道路の整備に関して「特に県道太田上町志度線バイパスのうち未着手となっている国道32号から国道１９３号までの約１・４�`の区間の早期事業化が必要だ」と訴えた。また、「９月定例会の代表質問への答弁で、長期的な視点で渋滞箇所の解消などの整備効果を示す新たな計画の策定を進めているという回答が知事からあったが、具体的にはどのような整備方針を掲げ、幹線道路の整備に取り組むのか」とただした。
　池田知事は「新たな計画」について、「現在の渋滞箇所や空港港湾アクセス、最寄りのインターチェンジアクセスなど交通の課題を明らかにした上で、その課題の解消が図られるような計画を策定する」という考えを示した。
　県によると、現在庁内で策定中の新しい計画は、具体的な改良方針やバイパス整備などの計画を盛り込むというよりも、県の発展に向けて将来道路整備を行うに先立ち、現状の渋滞箇所やボトルネック箇所、インターチェンジへのアクセスに時間がかかるなどの課題箇所を抽出して示すものとしている。本年度末を目指して庁内で作成する方針だ。

提供：建通新聞社