日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/12/15
【埼玉】さいたま市、原山市民プール流水部で1月に波止・塗装修繕
さいたま市は、「原山市民」(緑区原山2−33−7)と「下落合」(中央区下落合5−11−10)の両プールで計画している修繕工事の内容を明かした。原山市民では流水プール波止めと、同プール塗装の各修繕を予定。下落合は屋外50mプールろ過装置のろ材交換を行う。いずれも2024年1月にも発注手続きを開始、同6月までの修繕完了を目指す。
一連のプール施設修繕のために、12月補正予算から限度額2277万円の債務負担行為を拠出する。
原山市民プールは、流水プールの内周部のうち躯体上部、波止め部分が腐食している。対象箇所約40mの波止めを交換・修繕する。流水プールは塗装の剥がれもあり、全体の3分の1、約61mの塗装修繕を実施する。
一般的なプールの耐用年数は約60年間。1979年開設の原山市民はまで期間はあるが、耐用年数の経過後は大規模な施設更新に踏み切る可能性がある。
既に廃止が決まっている沼影市民プールの代替候補地検討の状況次第で、原山市民を施設更新して沼影市民の代替とする。代替地を確保できれば、原山市民プールは解体、親水機能を持った公園に公民連携手法で再整備する。
下落合プールは、屋外50mプールのろ材を入れ替える。ろ過装置2基のうち1基が対象。屋外プールは、今後の中央区役所と周辺公共施設の再編に合わせ、将来的に廃止・解体する。