日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/12/15
【埼玉】関東地整と道建協、23年度の意見交換会を開催
関東地方整備局は12日、日本道路建設業協会(道建協)との意見交換会を、さいたま市のTHE MARK GRAND HOTELで開催した。道建協からは道路ネットワーク整備やメンテナンスサイクルの確立、調整が整っていない状態の暫定発注などについて要望した。
道路ネットワーク整備について整備局側は、「高規格道路ネットワークのあり方中間とりまとめ」がまとめられたことを説明。メンテナンスサイクルの確立に関しては、予防保全を推進しており、適切な舗装修繕などによってメンテナンスサイクルを確立していくとした。
また、舗装施工管理技術資格(1級・2級)の活用として地方公共団体への働きかけを要望した。
概算概略発注の要望には、設計精度向上で概算概略発注が少なくなるように取り組むと整備局側が回答した。
さらに、書類作成に関して土木工事電子書類スリム化ガイド、土木工事電子書類作成マニュアルの更なる活用徹底を図るとした。
このほか、ICT舗装(i−Pavement)の現場での積極的な活用やアスファルト舗装工事における適正な請負代金の設置に関する対応なども求めた。