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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/12/15

【群馬】新嬬恋会館の工事を公告


嬬恋村は、三原691にある嬬恋会館「サーラ嬬恋」の新築工事を月内に一般競争入札で公告する。発注は本体建築、大ホール建築、電気設備、機械設備の4分離としており、2025年8月の完成を目指す。総事業費は24億9300万円で、24年度から25年度までの債務負担行為に設定している。設計は福島建築設計事務所(前橋市)がまとめた。
現在の嬬恋会館は老朽化により、壁のクラックや外壁の損傷、3階大ホールの雨漏りなどが見られるほか、バリアフリー化に対応していないなどの課題が出ている。また、耐震性の問題もあることから改築を計画。既存の嬬恋会館がある箇所で建て替えを行う。
新たに建設する嬬恋会館「サーラ嬬恋」は、RC造地下1階、地上2階建て、延べ床面積約2200uの規模となる。地下室に約330uの機械室を整備。1階の延べ床面積は1200u程度の規模としており、たまごホール(50u)や和室(62u)のほか、調理室(62u)、教育委員会事務所(58u)などを設ける。2階は延べ床面積660uで図書室(200u)やサークル活動室(86u)などを整備する。また、内装については建材を木質化し、すべて村有林を使用し地域経済の発展化につなげる。
大ホールは1階と2階の吹き抜けとし、240u規模で283席を設ける。ホール内には舞台機構設備や照明および音響設備を設置する。
電気設備工事では受変電設備や非常用発電機や幹線設備および動力設備、電灯や非常照明および誘導灯、コンセント設備、電話設備、情報LAN設備、照明器具などを整備する。
機械設備工事は空気調和設備や換気設備、自動制御装置から衛生器具、給水、給湯設備および排水設備、ガス設備の設置を予定している。
現在、建て替えに向けて旧嬬恋会館と商工会館の解体を渡辺建設(嬬恋村)が担当し、24年1月末の完了に向けて施工をしている。
24年度以降は、建て替え工事の進捗状況に合わせて駐車場などの外構工事や地中熱を利用した暖房装置の導入、太陽光発電施設の設置工事を発注していく。