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建設新聞社
2023/12/15

【東北・秋田】JERAらに決まる/秋田沖の洋上風力事業者

 経済産業省と国土交通省は、秋田県男鹿市、潟上市、秋田市沖の海域を対象とする洋上風力発電事業者として、JERA、電源開発、伊藤忠商事、東北電力で構成する「男鹿・潟上・秋田Offshore Green Energyコンソーシアム」を選定した。
 発電設備の出力は31・5万`h(1・5万`h×21基、ベスタス製)で、運転開始予定時期は2028年6月。
 評価基準は供給価格120点、事業実現性120点の240点満点で、公募に応じた3事業者の得点は、選定されたコンソーシアムが240点(価格点120点+事業実現性120点)、ほかの事業者は205・53点(価格点120点+事業実現性85・53点)と188・08点(価格点120点+事業実現性68・08点)。
 同時に公募した秋田県八峰町および能代市沖については、最も評価の高い事業者に、港湾の利用重複に伴う公募占用計画の再提出を求める。これは、同海域が今回選定した男鹿市、潟上市、秋田市沖に近く、ともに能代港・秋田港を基地港として利用することが想定され、計画の調整が必要になるため。選定結果は来年3月に公表する予定。
 同じく公募していた新潟県村上市および胎内市沖は村上胎内洋上風力コンソーシアム(構成員:三井物産、RWE Offshore Wind Japan村上胎内、大阪瓦斯)、長崎県西海市江島沖は、みらいえのしまコンソーシアム(構成員:住友商事、東京電力リニューアブルパワー)に決まった。

 提供:建設新聞社