北陸地方整備局金沢河川国道事務所は2303年度補正予算において、砂防事業費として5億400万円、地すべり対策事業費として1億3000万円を個所付け、それぞれ事業の進ちょくを図ることにしている。工事関係では「R5尾添川第3号砂防堰堤工事」「R5猿壁砂防堰堤改築工事」「R5甚之助谷右岸地下水排除工事」の3工事を第4四半期に一般競争入札により発注するスケジュールだ。
「R5尾添川第3号砂防堰堤工事」は、尾添川上流域の中ノ川において2015年、21年と大規模斜面崩壊が発生し、砂防工事用資材運搬道路や温泉引湯管が流失したことなどから防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策で砂防堰堤を整備する。発注規模が6000万円以上1億円未満で、砂防堰堤工(工事用道路)に取り組む。工期は約12カ月。設計は大日本ダイヤコンサルタントが担当。
「R5猿壁砂防堰堤改築工事」は、発注規模6000万円以上1億円未満。長寿命化対策として砂防堰堤を改築する。工期が約12カ月。設計は国土開発センターが担当。
甚之助谷地区地すべり対策事業となる「R5甚之助谷右岸地下水排除工事」では、立坑設置及び足場工を行う。6000万円以上1億円未満で、工期が約11カ月。設計は日本工営が担当。