日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/12/14
【埼玉】伊奈町/DB方式の新庁舎整備/プロポによる事業者選定を開始
伊奈町はきょう13日、公募型プロポーザルによる新庁舎整備事業者の選定を開始する。設計・施工を一括とするDB(デザインビルド)方式で、新庁舎(延べ床面積約8350u)と別棟(同約700u)などを整備する。参加資格確認申請などの提出を2024年1月30日まで受け付け、8月にプレゼンテーションを実施。9月に事業契約を結ぶ流れを予定する。
策定済みの「新庁舎整備基本構想・基本計画」および同構想・計画の追補版に基づき新たな庁舎を整備する。現庁舎が立地する敷地(約1万1048u)を活用し、本庁舎・別棟のほか一般駐車場、身障者用・EV車用駐車場、駐輪場などを設ける計画となっている。
新庁舎には行政執務機能・議会機能・地域の交流機能・防災拠点機能・町民サービス機能などを導入。さらに「複合化機能」として図書館・観光協会・消防団第2分団の機能を集約する方針となっている。
同構想の追補版では、今後の事業工程として24〜25年度に基本・実施設計を行い、25年度内にも着工する流れを示している。26年度内に新庁舎を竣工させ、27年度内に新庁舎の供用を開始した上で、別棟や外構整備などに着手する見通しだ。
12月定例会では、新庁舎整備事業費として6カ年継続費60億9473万円を組み入れる補正予算が可決となった。継続費の内訳は▽23年度=0円▽24年度=1億2196万3000円▽25年度=12億2048万3000円▽26年度=29億6061万円▽27年度=8億8827万6000円▽28年度=9億339万8000円――。