かごしま空港ホテル(土佐屋 岡部龍一郎社長)は12月、2024年3月での営業終了と、タカラレーベン(島田和一社長、東京都)による新ホテル「Fun&Cool Hotel KAGOSHIMA Airport(仮称)」の計画を発表した。新ホテルのオープンは26年12月を予定する。
設計は、あべのハルカスやシーホークホテル&リゾート(現ヒルトン福岡シーホーク)等を手掛けた光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所が担当。建物規模は地上6階建ての本館(客室100)と3階建ての別館(客室54室)の全154室を予定。本館1階に宴会などの利用が可能な多目的スペースを、5階に展望浴場、6階にレストランを設置し、霧島連山や桜島など、他にはない眺望に囲まれた立地性を生かした建設を計画する。
今後、24年5月から既存施設の解体を半年程度で行い、その後本体新築。26年10月の完成を目指す。施工業者の選定は、今後行う方針だ。
同日に同ホテルで行われた発表会で、岡部社長は「縁あってタカラレーベンさんに任せる決断をした。51年間、運営を支えてくれた関係者に感謝したい」と話し、島田社長は「鹿児島の玄関口として、さらなる発展に貢献していきたい」と意気込みを述べた。
会には、中重真一霧島市長も出席し、新ホテルの早期完成を期待した。