徳島県は、県立学校施設防災機能強化事業で県立高校のトイレを2024年度以降に順次改修する。今後、工事費を確保した後、床・壁・天井改修の他、洋式便器を温水洗浄付き暖房便座や暖房便座にするなどリニューアルする。
主な工事は床・壁・天井、トイレブース、手摺り、紙巻器、建具、便座、照明、換気設備などの改修。既設タイルやモルタルを不燃メラミン化粧板にする工事、小便器は壁掛け低リップ型、照明は人感センサー式LED、自動水栓、カウンター式洗面、擬音装置などを予定。ただし学校によっては便座取り換えのみの建物がある。
このうち、つるぎ高校(つるぎ町)は商業科棟、電気科棟、セミナーハウス、建築科棟、土木実習棟を対象に実施。設計は徳島総合コンサルタント(徳島市)が担当する。
城東高校(徳島市)は生徒館棟。城南高校(同)は校舎東と校舎西。鳴門高校(鳴門市)は研修会館と部室。板野支援学校(板野町)は校舎、寄宿舎で改修する。設計は平島弘之プラスチーム二十八(徳島市)が行う。
阿南市と小松島市の学校は宮建築設計(徳島市)が設計を担当する。富岡東高校が北棟、南棟。同羽ノ浦分校は教室棟東、教室棟西、部室棟。富岡西高校は創立百周年記念館、宿泊訓練棟、八角堂、クラブハウス、武道場。阿南光高校は宿泊訓練棟、第4機械電子棟。同新野校は材料庫が対象となる。
小松島市内では小松島高校で管理特別教室棟東、普通教室棟、クラブハウス、部室棟。小松島西高校は管理教室棟、福祉実習棟、特別教室棟、教室棟北、北校舎、体育館東、宿泊訓練棟。ひのみね支援学校は校舎棟北で改修する。
徳島商業高校(徳島市)は本館西、本館東、北校舎、西校舎、情報図書館、特別教室東、特別教室西、研修会館、徳商会館、クラブハウス。阿波高校(阿波市)で生徒便所、北校舎、宿泊訓練棟、クラブハウス。阿波西高校(同)でセミナーハウス、北棟、南棟西、南棟中央のトイレをリニューアルする。設計は川建設計(徳島市)がまとめる。
穴吹高校(美馬市)は本館、中館、北館を対象に実施。工藤誠一郎建築地域研究所(徳島市)が設計する。
那賀高校(那賀町)はセミナーハウス、若鮎寮東、若鮎寮西。海部高校(海陽町)は宿泊訓練棟。小松島西高校勝浦校(勝浦町)は普通教室棟で改修する。設計は林建築事務所(徳島市)が担当する。
これらの設計は12月5日に開札された。履行期限はいずれも24年6月30日。
提供:建通新聞社