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　仙北市企画政策課は、今年度から進めているインターナショナルスクール誘致事業に関し、遊休施設等調査で候補地を６カ所選定した。いずれも田沢湖方面で、11日の一般質問で田口知明市長が明かした。誘致ＰＲ業務（委託先：ＪａｐａｎＮａｖｉ）の一環で行う年明け１月の視察ツアーでは、この６カ所を巡る予定。事業は３カ年かけて進める方針で、６年度も調査業務と誘致ＰＲをプロポーザルで公告するため、事業費を当初予算に要望する。

　事業は「地方創生特区」「近未来技術実証特区」という、規制緩和に取り組める国家戦略特区に指定されている同市の優位性や、湖・温泉・スキー場をはじめとした観光資源などを生かし、外国人富裕層や優秀な外国人材の子女の教育機関となるインターナショナルスクールの誘致を目指すもの。

　今年度は、市内既存施設や未利用施設、土地の利活用提案に向けた施設等調査を北都銀行で進めている。公告時にエリア指定はなかったが、現時点では候補地を田沢湖方面の６カ所（土地含む）に絞り込んでいる。候補地は、誘致ＰＲの一環で行う視察ツアー（１月22日〜24日）で見学する予定で、ツアーには国内外４者から参加の意向が示されている。

　来年度以降は新たな活力の創出に向け、交通サービスや事業計画の策定も進めていく方針。誘致には学校法人だけでなく、事業に取り組むためのビジネスパートナーが必要であるという観点を踏まえてアプローチできるよう、調査等を進めていく。

提供：秋田建設工業新聞社