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建通新聞社(岡山)
2023/12/13

【岡山】笠岡市 笠岡IC周辺など 企業立地の可能性検討

  笠岡市は、山陽自動車道笠岡ICなど4カ所のインターチェンジ周辺で将来の土地利用の在り方を検討しており、産業系土地利用の実現に向け企業立地の可能性について探るためサウンディング型市場調査を行う。民間事業者との対話を通じて課題やアイデア、各種条件などを整理し土地利用転換に向けた検討の基礎資料にする。
 対象地域は、山陽自動車道笠岡IC周辺、(仮称)山陽自動車道篠坂PAスマートIC周辺、(仮称)笠岡バイパス笠岡東IC周辺、(仮称)笠岡バイパス笠岡西IC周辺で、対象地域は各インターチェンジを中心に半径約1`の延べ約2000f。製造業、物流業、研究施設、商業施設などの企業立地を想定している。
 また、これらの開発に伴い、市内全域を対象に3000平方b(約15戸)以上の住宅整備の可能性を合わせて調査する。
 同市では、山陽自動車道笠岡ICに加え(仮称)篠坂PAスマートICが計画されている。また、国道2号笠岡バイパス整備に伴う(仮称)笠岡西ICと(仮称)笠岡東ICの整備が進められるなど、広域交通の利便性が大きく向上することが見込まれている。広域交通体系の整備・充実の動向を生かして魅力・活力の増進を図る。
 人口減少や少子高齢化が続く中、これらを抑制するためには、子育て支援や住宅施策の充実、移住定住支援施策の展開をはじめとした定住促進に関する施策に合わせて、身近に働くことのできる職場を確保することが不可欠とのことから、IC周辺の土地利用を新たな産業団地として開発整備を行い雇用創出につながる企業の立地を誘導する。
 サウンディングへの参加は2024年1月19日まで受け付け、同年2月中旬にも結果をまとめる。

提供:建通新聞社