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　石川県議会１２月定例会は８日、善田善彦、岡野定隆志、不破大仁、谷内律夫、太田臣宣、車幸弘６議員による一般質問が行われた。金沢市本多町の旧県立図書館一帯の整備について馳浩知事は、「建物を取り壊して緑地化したい」との意向を示した。
　議員が一帯の整備方針を質したのに対して知事は「すでに県立図書館を移転し、隣接する社会福祉会館も移転方針を決めた。移転後は建物を取り壊し、旧県立図書館一帯約１ヘクタールを緑地化したい」とし「村山金沢市長も緑地化に賛同され、同エリアにある旧金沢市職員会館を取り壊す意向を示しており、一帯の緑地化により、憩い、賑わいを創出するとともに金沢２１世紀美術館、現在利活用を検討している旧知事公舎、県立美術館、国立工芸館などの文化施設間の回遊性を高めて兼六園周辺文化の森に、多くの人を誘い、文化観光の一層の推進につなげる。地元住民からも災害時の避難所となる緑地の要望をお聞きしている」と答弁した。
　外国人労働者について知事は「生産年齢人口の減少が継続する中、経済活動を維持、発展させるため外国人材の活用は重要」との見解を示し、企業側から必要なスキルを持った外国人の募集、採用に関するノウハウがない、雇用手続き、就労のルールがわからない、言葉や生活習慣の違いが心配といった声があることに触れ、「様々な相談に対応できるワンストップ窓口の設置について関係機関と相談し検討する」とした。このほか、雇用中や今後の雇用を検討している企業向けのセミナー、専門家による伴走支援を行っているとした。