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日刊建設タイムズ社
2023/12/11

【千葉】総事業費は118億円/本庁舎整備や増築棟など/成田市 市役所大規模改修

 成田市は、市役所の大規模改修を計画し総事業費に117億7000万円を概算している。本庁舎の内外装、電気設備、空調設備、給排水設備などの改修工事を実施する。また、本庁舎の東側に地下2階地上6階建て、延べ床面積約3000〜4000uの増築棟、敷地北側の「母と子」像周辺にプレハブ造2階建て、延べ床面積1000〜2000u程度の仮設庁舎、一般駐車場南側に2階建ての立体駐車場を新設するほか、議会棟を200uほど増築する。事業期間は、2025〜30年度を予定。
 長年の課題であった、06年3月の旧下総町および大栄町との合併に伴う職員の増加による狭あい化の解消を図るとともに、駐車場から本庁舎の間における通行の安全性および利便性の向上、駐車場不足や外構施設の老朽化に対応する。また、ZEB Orientedなど省エネルギー化を推進する。
 市役所は、花崎町760の敷地面積2万4746・49uに所在。
 本庁舎は、SRC造地下2階地上6階建て、延べ床面積1万6292u、1988年の完成。会議室、防災拠点機能、情報設備機能などの不足が課題として挙げられる。耐用年数を迎える約40年後まで活用するため、大規模改修を実施する。
 大規模改修により、1階に総合窓口を設置し、ワンストップで市民にサービスを提供する。また、OAフロア化により、座席位置の自由度を高める。
 増築棟の建設に関し、市役所の防災拠点としての機能向上を図るため、非常用充電設備を更新する。
 駐車場不足の解消に向け、2階建ての駐車場を整備する。整備により、現況より約50台多くの駐車が可能となる。
 議会棟は、SRC造地下1階、地上4階建て、延べ床面積4379u、88年度の完成。1階にある福祉部の狭あい化を踏まえ約200u拡大する。
 事業の概要は次の通り。
 〔▽事業名=@費用Aスケジュール〕
 ▽本庁舎大規模改修工事=@約62億円A2025〜26年度設計、28〜30年度工事
 ▽増築棟建設工事=@約23億円A25〜26年度設計、26〜28年度工事
 ▽仮設庁舎設置=@約5・4億円A25年度設計、26年度工事、27〜30年度リース、30年度解体工事
 ▽立体駐車場建設工事=@約4億円A25〜26年度設計、26〜27年度工事
 ▽議会棟増築工事=@約1・5億円A25〜26年度設計、26〜27年度工事
 ▽情報設備整備=@約10億円
 ▽その他=@約11・8億円k_times_comをフォローしましょう
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