日本工業経済新聞社(群馬)
2023/12/08
【群馬】伊勢崎市が豊受公民館の建て替えで造成工事を発注へ
伊勢崎市は建て替えを計画している豊受公民館(馬見塚1296)について、造成工事の発注を計画している。12月補正予算案には2024年度の債務負担行為として1億754万5000円を設定。補正予算の可決後、早期の発注を目指す。新施設はRC造平屋、床面積約770uを想定。24年度早期に本体工事を発注し、6月定例議会への議案上程を見込んでいる。
造成工事は、建設予定地となる敷地の南側で接している旧豊受小学校の西側を対象としている。約3800uで盛土工や擁壁を含めた造成工事を実施する。
現在の豊受公民館は、1972年の建設。RC造2階建て、延べ床面積495uの本館とW造平屋、床面積231uの別館からなる施設。本館の1階には事務室や料理実習室、図書室兼会議室、2階部分は会議室と和室などが整備されている。また、各階に男女トイレが備わっている。建設から50年以上経過したことで施設の各所が老朽化しているほか、バリアフリー化などの課題があることから建て替えを計画。
新施設はRC造平屋、床面積約770uの規模。施設内には現在の施設と同規模の機能に加えて、自家発電機や燃料電池の設置、図書室への学習スペース整備などを見込んでいる。建設用地造成等の設計はプロファ設計(伊勢崎市)、施設の新築工事設計は下田設計(伊勢崎市)が作成している。
本体工事は来年度早期に発注し、6月議会での契約議案の上程を経て着工。25年度の供用開始を目指す。
また、敷地の北側で県道綿貫篠塚線に接しており、同線から新施設までの道路整備も予定。延長は約130m、幅員は西側に歩道2m、車道7mの計9mで計画。道路整備についても24年度早期の発注となる見通し。道路築造工事の設計はプロファ設計が担当している。
既存の本館・別館については、施設完成後となる25年度の解体を予定している。