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　23年度国補正の内示を受け、県土整備部は砂防・急傾斜地崩壊対策の追加事業24億３３００万円をまとめた。今回の補正で23年度当初予算の８割相当を確保した形となり、米子と日野管内に手厚く配分する。
　通常砂防は金屋下谷川（鳥取市用瀬町金屋）４０００万円、宮ノ谷川（日南町福寿実）１億円、火山砂防は佐陀川（伯耆町丸山）１億５０００万円を中心に施設整備を継続。
　急傾斜は大江Ｃ地区（八頭町）５０００万円、牧地区（三朝町）７６００万円、上細見南地区（伯耆町）１億２０００万円などで事業促進に取り組む。
　また、長寿命化計画に伴う点検業務は１億４０００万円を追加。委託費として鳥取５０００万円、八頭２５００万円、中部２１００万円、米子１４００万円、日野２９００万円を配分する。
　同部治山砂防課では、県の「11月補正」可決後、各事務所に予算配分し、年明けから本格的な執行態勢に入る。各県土の追加予算は次の通り。
▼鳥取＝13カ所１億９２４０万円▼八頭＝４カ所２億３９２０万円▼中部＝15カ所４億９２００万円▼米子＝18カ所８億３０９０万円▼日野＝23カ所６億０９１０万円

　治山事業は2.1億円

　県土整備部の23年度国補正に対応した治山事業は２億１０００万円となった。翌年度予算を前倒しするゼロ国債は、三朝町横手２地区の吹き付け法枠工に８０００万円。通常の補正では湯梨浜町藤津地区５０００万円、大山町赤松地区６０００万円、日南町萩原地区２０００万円を追加する。

日刊建設工業新聞