全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　中原八一新潟市長は、国土交通省に丹羽克彦道路局長を訪ね、国道１１６号新潟西道路の早期完成および直轄国道の整備推進に関する要望を行った。
　国道１１６号新潟西道路整備促進期成同盟会の名誉会長および国道１１６号改良整備促進期成同盟会の会長を務める中原市長は、２０２３年度補正予算を例年以上の規模で確保し、計画的な事業の推進を図るとともに、５か年加速化対策後も昨今の災害状況を踏まえ、継続的・安定的に国土強靱化の取り組みを進めるため、国土強靱化実施中期計画を早期に策定した上で、必要な財源を通年予算に加えて別枠での確保を求めた。さらに、資材価格高騰や賃金水準上昇に対応する中でも必要な道路整備・管理が長期安定的に進められるよう、新たな財源を創設するとともに、２４年度道路関係予算は所要額の満額確保を提案した。
　要望書によると、新潟西道路（Ｌ＝４・２キロ）は計画区間である明田交差点から曽和交差点までの概要のほか、国道１１６号の３つの課題（交通渋滞、交通事故、抜け道利用）を挙げた。その上で主要渋滞個所で発生している渋滞の緩和や安全な走行環境の確保、周辺生活道路の安全性向上、新潟中央環状道路との一体整備による道路ネットワークの確立および強化など、事業により期待される効果を説明した。
　直轄国道では▽吉田バイパスの早期完成▽新潟西道路の早期完成▽新潟地区無電柱化の取り組み促進▽道路構造物の維持管理・更新等の取り組み促進▽巻バイパスの防風対策▽事故危険区間の事故対策―を要望した。