トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2023/12/07

【福井】通路や照明十分な配慮を/年末恒例合同の安全パトロール行う/福井労基署と建災防/無災害願い目光らせ

 福井労働基準監督署と、建設業労働災害防止協会(建災防)福井県支部高志分会は5日、無災害を願い、年末恒例の合同安全パトロールを行った。
 パト隊は、福井労基署の的場由美署長と加藤明課長。高志分会からは小林義典氏を班長とする安全指導員ら計17人で編成。今回初めて建災防の本部(東京)から、技術管理部の土屋良直上席調査役。福井県板金工業組合の役員2人も参加し、安全の重要性を再確認した。
 午前は、西村組が元請けする福井鐵工の本社新第2工場増設工事(福井市若栄町、2024年2月末竣工)を巡視した。S造1階建築面積2282・5平方メートルで、この日進める腰壁、型枠脱型作業に目を光らせた。JFEシビル、カワカミパワーシステム、第一設備工業が設備を担当。
 一行は、現場事務所に戻り講評した。安全通路や夜間照明、社員教育の徹底などまで、安全状況を確認。概ね良好と評価し、日々の安全活動の継続実施を求めた。
 また、午後からは、松田(幸)組が福井市糸崎町で進める道路改良工事に出向き、安全状況をチェックした。おおむね良好と評価している。
 福井労働局では、県内の死亡者数が、すでに昨年1年間の10人に達し、このままなら3年連続の増加が確実視される、大変に厳しい状況と、危機感を深めている。

hokuriku