国土交通省中国地方整備局は、「国土強靱(きょうじん)化、防災・減災など国民の安全・安心を確保する」ための予算に1209億円を盛り込むなど、2023年度補正予算を発表した。
整備局への配分額は1398億8400万円。このうち直轄事業が595億9100万円、補助事業が802億9300万円。この他、38億円の国庫債務負担行為(ゼロ国債)を設定しており、23年度内の効率的な発注を促す。
事業別の予算を見ると、治水に348億8000万円、海岸に18億1400万円、道路整備に405億2700万円、港湾整備に72億5400万円、市街地整備に29億8900万円、道路環境整備に56億9300万円、都市水環境整備に3億3700万円、下水道に17億3800万円、国営公園などに2億2000万円、官庁営繕に4500万円を計上しており、この他交付金額が443億8600万円となっている。
岡山県への配分額は、治水に42億1300万円、海岸に6000万円、道路整備に25億8100万円、市街地整備に1400万円、道路環境整備に4億3400万円、交付金が94億2700万円。ゼロ国債には4000万円を設定している。
予算配分された県内の主な事業は、吉井川改修(西幸西地区高潮・堤防耐震)、旭川改修(江崎地区築堤)、砂川激甚災害対策特別緊急、新見地区大規模特定砂防、玉島・笠岡道路U期、笠岡バイパス、岡山環状南道路、国道180号維持管理、国道374号吉井英田道路、水島港国際物流ターミナル整備などを継続する。また、新規事業として、岡山地方合同庁舎の電気設備浸水対策改修に事業費を追加した。
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提供:建通新聞社」