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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/12/06

【群馬】みどり市はサンレイク草木の基本設計固める

みどり市は2026年度の開館を目指して事業を進めているサンレイク草木(東町草木1654−1)のリニューアルで、既存施設の解体工事費を含み約22億円を算出した。また、当初の施設形態と変更が生じたため、12月補正予算で実施設計業務費7157万円を追加計上し、当初予算分と含め計8357万円で業務を委託する。委託時期は24年1月を見込む。基本設計業務はみどり草木湖リゾート(東京都千代田区)が担当している。
23年1月時点では、これまでの宿泊実績やニーズなどを踏まえて、既存施設の半分程度の規模を想定し、基本設計、解体設計、実施設計業務委託料として計5900万円を計上。想定では宿泊飲食温浴施設を一体とした施設とし、延べ床面積は既存施設の3678uから1840u程度とした施設を見込んでいた。
その後、基本計画策定業務の中でプライベート空間を重視した分棟形式の宿泊棟を建築する方針を固め、延べ床面積は2533u程度と当初より増加。設計業務も再積算を行い、7157万円を補正予算対応することとなった。
基本設計業務の中で想定する新たな施設については、分棟方式を想定し進めており、宿泊施設は27棟となり、23棟が分棟で残る4棟がグランピング棟で構成することを決定。宿泊定員はエキストラベッドなどの使用により増加するが、60人程度を想定する。このほかフロント、カフェ、展望ラウンジを内容としたセントラル棟を1棟、地域に開かれた浴室・サウナとして整備する温浴棟1棟、既存バーベキューハウスぐりりんの増改築を行い、実施する飲食棟が1棟の内訳となる。延べ床面積はグランピング施設を除き、約2666uとする。
また、既存遊歩道の改修および眺望デッキの整備、支障木の伐採、宿泊施設での空中デッキなども整備する。
着工は24年度となりそうで、解体工事とともに25年度に完了し、備品搬入など開館準備を行う。
サンレイク草木は国民宿舎として1981年に開館した。RC造3階建て、延べ床面積3678u。新館は89年に整備された。客室は26室で定員は110人となる。この他、大浴場、露天風呂、レストラン、売店、大広間なども整備されていた。屋外にはバーベキューハウスを配置。グラウンドゴルフ場は9274uの面積となる。