近畿地方整備局は4日、淀川水系流域委員会地域委員会・専門家委員会に淀川水系河川整備計画に基づく事業等の進捗点検結果(淀川・宇治川)などについて報告した。
京都関係では、かわまちづくり(自治体・民間事業者・地元住民と河川管理者の連携の下、地域の顔、誇りとなるような空間形成を目指す取り組み)として、@八幡市(背割提地区)かわまちづくり(令和5〜14年度)A伏見地区かわまちづくり(令和5〜11年度)B宇治市天ヶ瀬ダムかわまちづくり(令和6〜13年度)がある。令和5年度に八幡市かわまちづくり、伏見地区かわまちづくりが新規登録、宇治市天ヶ瀬ダムかわまちづくりが変更登録された。宇治においては、宇治川を軸とした天ヶ瀬ダム周辺〜宇治橋周辺の回遊性向上を目標にしたかわまちづくり計画に変更。
八幡市(背割提地区)かわまちづくりは「親水護岸等を整備し、安全で利用しやすい親水空間を創出し、観光・活動拠点のさくらであい館や八幡市が実施するイベント、カヌー・SUP等の水辺のアクティビティーの推進と併せ、更なる賑わいの向上」を目的とする。主な整備内容は、背割堤付近で高水敷整正、管理用通路、親水護岸、背割堤船着場付近で親水護岸など。
伏見地区かわまちづくりは「高水敷等を整備し、安全で利用しやすい親水空間を創出し、まちづくり協議会(京都市、観光協会等)が実施している伏見港周辺エリアの整備と賑わい創出の取り組み『みなとオアシス』(令和3年4月登録)と一体となった更なる賑わいの向上」を目的とする。主な整備内容は、三栖閘門西側付近で高水敷整正、河川管理用通路。
宇治市天ヶ瀬ダムかわまちづくりは「親水護岸等を整備し、安全で利用しやすい親水空間を創出し、(観光施設のお茶と宇治のまち歴史公園に隣接した立地条件を活かし)宇治市が実施するイベントやEボート等の水上アクティビティの推進と併せ、更なる賑わいの向上」を目的とする。主な整備内容は、高水敷整正、河川管理用通路、親水護岸。