秋田空港管理事務所は、国の5年度補正予算で空港整備補助事業費4億8,900万円が配分されたことから、滑走路アスファルト舗装・改良工事(L262m)や滑走路端安全区域(Runway end safety areas〔RESA〕、3,600㎥)の拡張工事を年度末から順次、公告する見通し。
滑走路アスファルト舗装・改良事業の全体計画は、延長2,620m(滑走路L2,500m、過走帯L60m×2)。アスファルト舗装のほか、舗装表面に細かい溝を刻むグルービング工などを行うもの。改良後の舗装高さに合わせ、灯火も改良する。2年度から着工しており、今年度は延長258mを実施済み。残整備は約520mで、このうち約262mを年度末に公告。残りの約258mは7年度に実施する見通し。
滑走路端安全区域(RESA)は、航空機がオーバーラン(滑走路を超えて停止)、またはアンダーシュート(滑走路手前に着地)した場合に人命の安全を図り、航空機の損傷を軽減させるため、着陸帯の両端に設けられる施設。事業では、RESAを延長60m(W140m)に拡張する。
今年度から着工しており、現在は6,150㎥の土工や延長37.5mのアンカー土壁工、延長244mの場周柵工などを年度末の工期で進めている。今回、配分された国補正では、残整備(土工3,600㎥、場周柵L15m、アスファルト舗装L245m)を発注する予定だが、進めている工事の完了後に公告する予定。
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秋田建設工業新聞社