日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/12/04
【埼玉】さいたま市、貯留浸透施設を前倒し発注へ
さいたま市は、新たな流域貯留浸透施設の整備工事の入札手続きを2024年1月にも開始する。工事費工面のため、限度額9651万9000円の債務負担行為を12月補正予算案に組み入れた。24年3月には契約・工事着手、同10月の工事完了を見込む。
詳細設計の作成を進めている整備工事を本年度中に前倒し発注する方針を決めた。早期発注により、地域の治水安全度の迅速な向上、公共工事の施工時期の平準化などを図る。
市内公園・学校などから対象箇所を選定し、敷地内を一時的に雨水をためておける構造へと改良する。
類似の整備工事では本年度、岩槻諏訪公園の地表部における貯留浸透施設(落札者=三ツ和総合建設業協同組合)を発注している。