日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/12/04
【埼玉】第30回彩の国職業能力開発促進大会で技能者表彰
第30回彩の国職業能力開発促進大会の技能者表彰式が11月29日、さいたま市内の埼玉会館で開かれ、知事表彰となる彩の国優秀技能者や彩の国青年マイスターに、大野元裕知事から表彰状が贈られた。
この大会は、人材開発促進月間の行事として行っているもの。当日はおよそ330人が参加。主催者の県からは大野知事、県職業能力開発協会の平田照雅会長、県技能士会連合会の立川修子会長が出席。来賓には、県議会の立石泰広議長、埼玉労働局の久知良俊二局長、埼玉県建設産業団体連合会の白石明常務理事兼事務局長らが招かれた。
主催者あいさつで大野知事は受賞者に「技術の向上のため、日々研さんを積み重ねてこられた真摯な姿勢と変わらない情熱に対し、深く敬意を表します。今回の表彰を契機にすばらしい技術を一層磨いて、県産業の発展にお力をお願いしたい」とたたえ、協力を呼び掛けた。また「本県が持続的に発展していくために、例え人口が減少したとしても経済を発展させなければならない。そのためには、働く一人ひとりが能力を高め、効果的に付加価値を付けられる人材、さらにこれまでにない新しい価値を創造し育む人材が必要だ」との考えを示した。
彩の国優秀技能者には、建設産業界からも多数が受賞。建築大工では飯島淳氏(飯島建築)と多比良和矢氏(福島工務店)、板金工で工藤宏志氏(工藤建築板金工業)が受賞した。また、その他の表彰では、県技能競技大会や技能五輪県地方大会の成績優秀者には、知事と職能協会長の連名表彰。認定職業訓練優良事業所、認定職業訓練推進功労者、技能検定委員功労者には同じく連名で感謝状が贈呈された。さらに、優秀技能士と技能士会役員功労者には、知事と技能士会連合会長の連名で感謝状が贈られ、建設産業界からも多数が受賞した。