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建通新聞社(中部)
2023/12/04

【岐阜】大垣公園等再整備基本構想の素案を公表

 大垣市は、大垣城ホールを現在の公園の敷地外に配置することなどを盛り込む「大垣公園等再整備基本構想」の素案を公表した。同素案は、2023年7月に大垣公園等再整備市民検討委員会から受けた提言を基に作成。12月の議会報告後は、24年1月にパブリックコメントを実施し、同3月に「大垣公園等再整備基本構想」を策定。同4月に「大垣公園等再整備基本計画」の策定に着手する。各施設などの基本設計などは25年度以降に実施する計画だ。
 公園内の主な機能について、広場には緑豊かな芝生広場の拡充、大垣城には観光資源としての整備や展示、大垣城ホールには同ホールを現在の公園の敷地外に配置、駐車場には市営駐車場の再整備の検討、公園全体では景観に配慮した公園等の整備などを盛り込んだ。
 また、同素案では、基本理念を「100年先も愛され続ける大垣のシンボルパーク」、基本方針を@大垣城が核となり「歴史」をつなぐ公園Aみんなが快適に利用できる「やすらぎ」に満ちた公園B市民が集い「にぎわい」のあふれる公園とした。それぞれの基本方針には、@大垣城の持つ歴史的価値を最大化するため、遺構の活用や歴史が感じられる公園の整備A水都大垣として市民の誇りである水を生かした空間の整備B中心市街地にあるという地理的利点を生かし、広場・大垣城・大垣城ホールの一体性の向上を図り、にぎわいの創出を推進などを盛り込んでいる。
 現在の同公園は、敷地面積3万0642平方bの都市公園で、遊戯広場(敷地面積約4400平方b)や芝生広場(敷地面積約9600平方b)、城西広場(敷地面積約3900平方b)がある他、鉄筋コンクリート造4階建ての大垣城(延べ面積580平方b)や鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建ての競技棟と鉄筋コンクリート造3階建ての管理棟を有する大垣城ホール(延べ面積5510平方b)がある。
提供:建通新聞社